ArtTech事例紹介|視点のコンサルティング
- HIRONORI YO
- 6月17日
- 読了時間: 2分

先日、若手の日本画家の方から、
「もっと自然を感じさせる絵を描けるようになりたい」
という相談を受けました。
作品を拝見すると、花や木、鳥など自然への観察力は十分にあります。
そこで私は技法ではなく、視点についてお話しました。
「自然を描くのではなく、自然の中の時間を描いてみては?」
例えば、
・雨が降る直前の空気
・桜が散る5分前の気配
・朝霧が消える瞬間
・鳥が飛び立った直後の静けさ
そんな時間です。
睡蓮の絵で有名なモネが光や空気感を感じさせるように、時間を感じさせるような絵を描くという視点です。
また、インプットとして、
・1960年代などの日本人画家の作品や二科展などの作品を効率よく学ぶ方法として、美術館の図書館にて図録を見る(国立新美術館 アートライブラリー)
・自然の表現が豊かな海外の絵本を見る(国立こども図書館)
・自然の中を歩く(東京近郊(狭山丘陵(トトロの森)、奥多摩の御岳山)など)
も提案しました。
すると作家さんから、
「自然の中の時間を描く!!まさにそれです!」
という言葉をいただきました。
さらに、
「自然の気配を描きたいのかもしれません」
という新しい言葉も生まれました。
ArtTech Consultingでは、答えを提供するのではなく、新しい視点や問いを提供することを大切にしています。
今回改めて感じたのは、価値創造とは解決策を示すことだけではなく、相手の中にあるモヤモヤを言語化することなのかもしれません。それが私の考える「視点のコンサルティング」です。
技術やノウハウを教えるのではなく、見方を変える。
その視点の変化が、新しい作品や新しい価値を生み出す。
今回の対話は、その小さな実践事例となりました。



コメント